day dream

ラルク、ACID ANDROID、HYDEライブレポ専用

HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE


f:id:kuon303:20210215152046j:plain
f:id:kuon303:20210215152050j:plain
f:id:kuon303:20210215152043j:plain

ステージを覆う幕にはいつものようにカウントダウンの数字。
6:60になった時、会場内は暗転し、幕にはカウントダウンのバックに過去の映像が流れる。
最近のアメリカツアー、お誕生日和歌山、FAITH、666など。
これを見て「ソロ20年の振り返りか」とものすごく感慨深くなっちゃって。
666ツアー、FAITHツアー、大好きで大好きでたまらなかったんだよなぁとすでに涙出そうになる。

6:66スタート
幕が落ちた。


01.【UNDERWORLD
HYDEさんめちゃくちゃ近い!!!
(SS席中盤上手寄り)
瞬きもお口の開閉も全身隠すところなくはっきり見える!
前回見たhydeさんがMMXXのスタンド席からだったから、まずは近さに驚いて1曲目が過ぎた。
フードありのロングコート(パーカーか?)
フードを被る曲と外す曲を明確に使い分けていた。
もっと瞳を見せていいんですよ!

意図的にではないのだけど、事前にセトリやネタバレをほとんどくらってなかったからすべてが新鮮で斬新に思えた。
唯一知ってたのは
*鳴り物が必要です
*タンバリンに注意しろ
タンバリンのこと(パブロのこと)知らなかったらアウトだったな笑
教えていただいてからの参戦で良かった笑

hitaruの音響は上手だったから上手からの反射がきつすぎて、脳内で音のバランスを保つのにやや苦労したけど、2曲目からは慣れたのか、さほど気にならず。
SS席だからもっと音が頭上を抜けて飛んでいってしまうのだろうなと予想してたのにそこの心配はほとんどなかった。
音ぶつかってきたよ!
すごく良かったよ!

で、この曲、アレンジがすごくなりすぎててサビ近くになるまで「これはなんだっけ…すごく好きな曲なんだぞ…ああああああ」ともやもやしててごめんなさい←
そして、HYDEさんの右側にあるタム(なのか?)を叩いてる白いマレットが気になって。
HYDEさんのお衣装とかステージセットに合わせるなら赤のハードマレットにしたらいいのなぁと思ったけど、ハードマレットだと音が突出して聞こえるからダメなのか。
なんとなく、あの白が浮いて見えたのでした。

HYDEさんは1階席前方後方、2階席…とゆっくり確認するかのような視線を送りながら目で「ライブへようこそ」と言ってるように思えた。
うん、この日のHYDEさんは言葉でもいろいろと伝えてくれたけど、歌いながらの目で、声で、感情をたくさんを伝えてくれて嬉しかった。


02.【AFTER LIGHT】
最後に聞いたHYDEさんの声はMMXX大阪で、最終日はとても不安定で聞いててハラハラしてたのね。
でも、この日のHYDEさんはものすごく安定してて、「こんなに表現豊かだった?こんなに声に感情乗せられるの?」と驚くほどの歌唱力。

後半のAh〜Ah〜のところで「ハミングして」って言われた。
右側に身体を傾けて耳を済ませてみんなのハミングを聴いてるお顔は穏やかで優しくて。
私達に許された最大限のハミングを必死に聞き取ろうとしてて。
けど、「今はこれしか許されないんだよな…」という現状に切なそうに目を歪めた瞬間、私の涙腺が崩壊した。
あんなに優しく聞いてたのに。
次の瞬間にHYDEさんの目が歪んだんだよ?
なんでこんなにHYDEさんに悲しい思いをさせなきゃいけないんだ。
なんでステージの上であんな顔をさせなきゃならないんだ。
悲しみと怒りが一気にきて。
現状を一番悲しんでいるのはHYDEさんなんだなって思ったんだよね。
2曲目から涙で顔もマスクもぐちゃぐちゃ。
周りの人達もHYDEさんの表情には気づいてて、ハンカチで目を抑える人 多数。


03.【LOVE ADDICT】

ようこそANTI WIREへ!
よくきたね。
ここではね、毒をね、出してもらって。
溜まりに溜まった毒を出してね。
やれんのか?!札幌!
やれんの?!


04.【DEFEAT】

鳴り物増えた…?笑
すごいね‪笑
今日はね、ここは感染対策しっかりしてるので安心して楽しんでいってください。

この曲つくった頃、ほんとにメンタルやられてて。
ほんとにダメだった。
当時は何年も(つらい気持ちを)引きずってましたね。
今のこの状況も何年かしたら楽になるのかな、楽に話せるようになるのかな、と思ってます。


05.【HORIZON】
まさか聞けるとは!な1曲。
そういう裏があった曲だと知らなかった。
HYDE初期の曲のほうが聴き込んでたから曲を聞くと初めて聞いた時のこと、その時の仕事のこととか鮮やかに蘇る。
歌の力はすごい。
あの頃よりも伸びやかに歌うHYDEさんが大きくなったなぁと。


06.【MISSION】
07.【BELIEVING IN MY SELF】

みんなによく「元気をもらった」って言ってもらうことがあるけど、僕もね、みんなから元気もらってるんですよ。

あと、何か話してたんだけど、思い出せない。
何かの時に作った曲です?(うそですか?)
でcapeですか?


08.【THE CAPE OF STORMS】
レントゲン大好き人間はここで飛び跳ねるくらいに驚いた!
肺を使いこなしてる感がものすごくて。
息の抜き方も伸ばし方も自在だよ…と鳥肌が立った。
まぁ、これを聞いたら脳内はすっかり「アダム…」となるんですがね(●´艸`)ムフフ


09.【LET IT OUT】
10.【MAD QUALIA】
とても楽しそうにタンバリンしてた気がする。


11.【SET IN STONE】
12.【ANOTHER MOMENT】

13.【EVERGREEN】
20年EVERGREENを聞いてますが、この日のEVERGREENがベスト・オブ・EVERGREENになりました。
しかも日本語(!!!)
少ない音数から始まる、水滴が水面に落ちて波紋を広げていく音がわかるくらいの静けさと切なさ。
ステージ床からフロア方向を照らす緑のライト。
その中にいるHYDEさん。
紡ぐような言葉。
サビでライトが緑から藤色へ変わる。
言葉ひとつひとつに思いを願いをこめるかのような絞り出し方にずっと涙が止まらなかった。
こんなに静かで切なくて熱いEVERGREENは聞いたことがない。
この20年で自分も多くの人を失ったなと思い出して更に号泣。


14.【WHO’S GONNA SEVE US】
15.【LION】

今回ね、こんなメンバーでやってるんですよ。
アレンジとかもね、合宿しながらね。

…みんな、タバコ辞めたんですよ。
ね?(メンバー見ながら)
ヒコは早くに辞めたよね?

(辞めてない人がいるっぽい)

H え?アリ辞めてないの?
A 40になったらって思ってる
他に吸ってる人も…(パブロへ目線)
H え?吸ってるの?辞めてなかった?
P 吸ったり辞めたり…
H え〜どうして〜
P うーん
H なんか、あんまり聞かないほうがよさそうね笑

HYDE
何話したかったか忘れた笑
なんだ?
なんだったっけ?

ティンパニーのマレットをクルクルと指回してる。
yukihiroさんもやるけど、HYDEさんもなかなかお上手ね。

H んー、オリンピック、どうなんでしょうねぇ
あるの?ないの?

メンバー あるんじゃない?
H いつ?
メンバー 7月?
H オリンピックってさ、叫ぶじゃない?大丈夫なの?飛沫とびまくりじゃん?野外だからいいの?
答えは出ず

HYDE
って別にどーでもいい話題ですね笑
(忘れた内容はまだ思い出せないようで)

毎日(PCR)検査してる。
もうね、やり方もわかってるからね、ちゃっちゃっとですよ。
初めてのでもすぐできる。
慣れたもんだね。
毎日陰性。
だからキスできますよ。
チャンスがあったら試してみて。
では、KISS OF DEATHを。

(キーボード?鳴り始める)

HYDEさん、キョロキョロ

H え?俺からだっけ?

出だし、間違えてたー!笑
合宿までしてアレンジしてたのにー!と心の中で爆笑してました(ごめんなさい)

間違ったのを誤魔化すように投げキッス
からの

16.【KISS OF DEATH】
17.【DEVIL SIDE】
18.【REVOLUTION】

19.【HELLO】
タンバリン祭!
ちょうどステージ目の前の人がタンバリンを持って立ち上がった。
「交際、よろしくお願いします!」バリに腰も膝も落とし立ち膝で、タンバリンが花束であるかのように前へ差し出しシャラシャラしてる。

これがウワサの…?

これを見ただけで、やばい相当やばいと頬が緩みまくる。
タンバリンさんは自由人でステージ上を好き勝手し放題!
HYDEさんの後ろでもシャラシャラ!
ステージ端でもシャラシャラ!
ステージ下手でHYDEさん目掛けてシャラシャラしたらHYDEさんに頭?肩?をグッと抱き寄せられたり!
HYDEさんとタンバリン対決したり!
とにかくすごく場面を目撃しました!

HELLOってこういう曲だったっけ……という疑問すらわきあからないほどのタンバリンの呼吸だった。


HYDE MC
なんか、(鳴らしてるいろいろを見渡しながら)すごいの持ってきたね(笑)
そのね、音で感情を表すのうまくなってきたんじゃない?
悲しい【グェ〜】【チリン】とか嬉しい【グェ!】とか。
(HYDEさんはチキンのグェグェするやつがツボっぽい)
こんなに綺麗でね、大人っぽい会場でこんなの鳴らしてるの君たちぐらいだよ笑
後にも先にも君たちだけなんじゃない?
うん。
伝説作ってる最中?
真っ只中?
すごいよね。

それね、(鳴らしてるやつ達)飾っておくの?
だってさ、家で出番ないもんね。
そうするんだったらさ、綺麗なやつのほうがいいかなぁ。
その、グェグエ言ってるのとか飾ってたら…(想像して堪えてる)ちょっと…(飾ってて)いいの?笑
いいのか!笑
だって、思い出だもんね!
家に飾ってるのを見て「コロナの時のライブでこれで音鳴らしてたなぁ」って思い出すもんね。

あと残りの曲、もう少しだけなんだけどね。
ソロ20年なんだね。
20年、あっという間のようだけど、まぁいろいろあったね。
ラルクは30年だしね。
ラルクは本当なら…今頃ドカーン!ドカーン!と(ライブを)やってたんですよ。
でもね、できないからね、今は。
時期をずらしてね。
派手にやりたいと思ってるよ。

20年前、ソロ始めたくて、でも反対もされたのね。
けれど、あのままラルクやっててもダメだったと思う。
解散…しちゃってたかも。
でも我慢してたらどのみちダメに…
あ!ラルクはダメになってない!なってない!(大否定)
(私達苦笑。どのみちダメに…って数分前にラルク30周年だって話してたのに、ダメにされてしまったラルク笑)

ほら、みんな、こだわりある人達だからさ。
「そこ、こだわるの?!」「こだわるとこ、そこかぁ」みたいなさ。
だから、ソロでガス抜きして、ラルクやって。
ソロでは自分だけの部屋作るみたいなね。
次どうしよう、どうなるかな、楽しみ、みたいなね。
それがよかったね。
では、I’m so happyを。


20.【I’m so happy】
すごくすごく好きな曲なんです。
なんですが、前にも感じたことのあるものすごい違和感が襲って。
あぁ、ドラムの音、yukihiroさんじゃないからだ…と。
MMXXでyukihiroさんの叩いたI’m so happyを聞いて、脳内はそれが固定してるみたいで、もっと高いスネアほしい、深いバスほしい、煌めくシンバルほしい、とか思ってしまって集中できなかった。


HYDE MC
俺しか飛沫飛ばしてないよね笑
たぶんね、ここまで(感染対策)しなくても大丈夫だと思うの。
でもね、俺は【安心を買ってる】って思ってて。
「ここまでしてるなら大丈夫」「こんなにしてるんならライブ行っても安心だよね」みたいなね、そういう安心をあげたい。
みんな、「え、大丈夫かな…」「かからないかな…」って不安な気持ちのままライブ見たくないじゃない?
だから、「もうここは大丈夫です!」ってしてやりたいの。
ライブして、家に帰るまでがライブだからね。
(気をつけて&寄り道飲み会とか控えろよ、の暗喩なのかな?)


21.【GLAMOURS SKY】
HYDEさんの声の抑揚がすごかった。
歌うのが楽しそうだなぁと。
あと、序盤のフロアタムが好みだった。
あの音色、音の硬さ、好きって。

HYDE MC
今回、こういう状況だけど、よかったこともね。
みんな、隣いないから荷物置けるし、席もあるから足腰弱い人もうれしいし、こういういいこともあるよね。
あと、見えやすいでしょ?
かぶらないよね。
まだまだやれることあると思うんだよね。
(感染は)心配だけど、ちゃんと安心な場所作るから、(最大限に感染対策した会場を)こうやってね。

俺もね、歌に集中できた。
いつもパフォーマンスのほうをやっちゃう人だから、今回は歌いながらいろいろできる。
ダイナミックにもできるし、細かいところに気をつけてもできるし。

今日は本当に来て良かったと思います。
札幌もね、数ヶ月前まではどうなるか、来れるのか、わからなかったもんね。
またね、ここに戻ってくるんでね。
いつかはわからないけど、また前みたいに戻れると思うんですよ。
今はみんなつらいけど、こういう楽しい場を今後もやりたいし、つくっていくから。
だから、みんな、生きましょう。

HYDEさんがライトを照らす。
私達も携帯ライトON
4階席まである会場だから上からも下からもHYDEさんが光に包まれてるようなかんじ。
すごく綺麗だ。


22.【ordinary world】
全身全霊で、が合ってると思う。
たしか、3年前の北海道の震度6や7を記録した大地震の時、HYDEさんはいち早く「俺のどさんこ(俺の北海道のファン)、大丈夫?」って心配してくれたんだよね。
そして、ちょうどツアーしてた東京?で「今、地震でたいへんなことになってる地域のファンが心配。早く元の毎日に戻れるように」と願いを込めて歌ってくれたのがこの曲だった。
あの日は携帯の電波もダメになったり数日はライフラインがなかったりしたけど、心配してくれる人がいるってうれしいなありがたいな幸せだなって。
HYDEさんの中でこの曲は平和を幸せを願う曲になってるのかな?


歌い終わってからHYDEさんは紳士のような振る舞いのお辞儀をしてた。
ステージ中央、ステージ上手の1番ギリギリは座席の横の小道でそこで大きく手を振りながらみんなの顔を見てうなづいて、下手でも同じことをして。
「どうもありがとう〜」と去っていった。



1年以上ぶりのライブは本当に楽しかった!
泣いた!
笑った!
意外にも汗かいた!笑

HYDEさんが目の前にいて、この目で、この耳で、この身体全身で感じられることはとても幸せなことなのだと改めて知りました。
今までのもみくちゃなZepp大好きだよ。
でも、着席でも、声を出せなくても、ぜんぜん関係ないよ。
生の音に触れられるのは何事にも変え難い。
それを実感した。
このツアーが成功して、またこのホールで会えることを願ってる。
その時はもっと変な鳴り物準備してHYDEさんを笑わせてあげよう。

久しぶりの生の音、ありがとうございました!
このツアーの完走を心より願っております。

f:id:kuon303:20210215152244j:plain