day dream

ラルク、ACID ANDROID、HYDEライブレポ専用

ACID ANDROID LIVE 2021 #1 6.12

新潟GOLDEN PIGS RED STAGE

これでは長髪なのに、ステージでは…(/ω\*)
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1年半以上ぶりの生のACID。
諸事情で一般チケで取ったから後ろなのはわかってるのに、yukihiroさんに会える喜びで前日から緊張しっぱなし。

ステージとフロアの高さの差は25cmほど。
ステージと同じ高さのフロア右後方は人気で埋まってたから避け、太い柱もあってみんなが避けてた低い下手前から5列目ほどに。
結果、yukihiroさんが常時腰より上が見える位置で大成功!


18:30すぎ暗転。
ダイゴマン登場、拍手。
KAZUYAさん登場、拍手。

……?
……?!?!

正直に言います。
3人目の登場はyukihiroさんだと決まってる。
なのに、なのに、大混乱。
ぶかぶかの黒ロングTシャツ。
え?
yukihiroさん???
ほんとに???

マイク持ったよーーー!!!
yukihiroさんだよ!!!
え?!は?!
yukihiroさんなの?!(まだ疑う)


【echo】
仄かにライトが当たった瞬間、声にならない叫び声。

前髪重めの短髪!
ガッツリ赤のアイメイク!
黒ロングTシャツ!
生腕!筋肉!血管!
胸まであるロングネックレス!
両手首にはジャラジャラ!
右にはラババンもあった…よね?
光るものではない何かをみつけたよ?
リングは左は薬指、小指はなかった。

ヤンチャしてるよ…
ヤンチャひろだよ……っ

2010付近も短髪だったけどもっと硬派なお衣装だったし
(こんなかんじ)
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2000付近ともちがう新たなyukihiroさん!
50代のヤンチャさ?
え?なにそれ???
最高なんだけど!!!
断髪して「社長じゃないyukihiroさんを受けとめられるのかな…」って心配してた昨日までの自分、消えていいよ!
めちゃくちゃカッコいいよ!!!
最高だよ!!!

たぶんここまで感情がくるまでの所要時間5秒くらい。
一気に駆け巡った!

久しぶりのecho。
天井低すぎる箱で音はいいとは言えないんだけど、箱ならではの味のある音だよね。
生だとこうなんだよ、歪むのもいいじゃんみたいな。
声はまだ喉が開ききってない様子だったかな。
ほら、ツアーラスト付近になるとすごく伸びやかに歌うでしょ、yukihiroさんって。
それがまだ見えないかんじ。
でも、そんなのいいんだよ。
yukihiroさんがいて、そこで歌ってる。
伝えてくれてる。
涙腺やばい。

yukihiroさんの指が目の前にあるiPadから離れないことに気づく。
ずっとシュッ、シュッとしてて。
プロンプ、おかしいですか?
ずっとやってる。
Bメロ、サビくらいまでやってた?
スタッフさんがiPadを一旦引き下げにきた。
スタッフさん下手へ消える。
消えた瞬間、yukihiroさんが下手へ顔を向けながら殺気MAXの鋭い目付きを放つ。

…終わった。
yukihiroさんブチ切れてる。
今日のライブはこれで終了だ…。

とかなり本気で思った。
けれど、すぐにスタッフさんがiPadを戻して、そのiPadを瞬間すごく憎々しげに睨んで、そのまま続行。
いや、本気で怖かった。
yukihiroさん、大人になられましたね。
15年前ならそっこう終わってたよね。

そんなこともあってか、この日のechoは静寂というかざわめきのようなイメージが強かった。
前は静かに始まりを告げるechoだったけど、今日は何が起こるかわからない不穏分子が孕んでるecho。
ゾワゾワした。

曲が終わるとみんな拍手。
あ!
yukihiroさん登場シーンでも誰も悲鳴もあげなかったのはやっぱりすごいと思う!


【intertwine】
これも久しぶり。
yukihiroさんはまだ昔のようなノリノリにはならず、フロアを見てたほうが多かった気がする。
この曲でやっとフロアの全体に目線を配ったのが見えた。
真っ赤なアイメイクで怖いはずなのに、その目はいつもよりもずっとずっと穏やかで優しくて。
会いたかったよ、と言われているような気がした。


【imagining noises】
いつものがきた!
yukihiroさんの頭が動き出す。
サラッと戻る髪がなくなったことを思い出す暇もないほど、短髪のyukihiroさんは素敵だった。
腕のキレがいい!
右手がキメでブンブンっと床に振り落とされる。
マイクコードが宙を舞う。
うわーー!
ずっと見たかったACIDがいるよ!!


ここからがセトリ自信ない。
数曲塊で覚えてはいるんだけど、その組み合わせが自信ない。
なんとなく、こんな流れだったような?


【double dare】
きた瞬間、???となった。
ど頭のアレンジ変えてたの!
あれ?これって…、あ、そうだよね!double dareだよね!と。
なんというか、この曲は戦闘態勢で歌うよね。
マイク両手で持ち、腰落として、時折ダンっの部分で上半身が後ろに仰け反って瞬時にまたフロアを舐める。
なつかしい!!
やっばい!!!
蛇に睨まれた蛙!!(食べられたい‪!)

どっしりとかまえて放つオーラ。
ラストの

『i dare』

の繰り返しが絞り出すようで魂抜かれました…。
わかりやすい激しさだけがACIDの魅力じゃないよね…。
内に向かう炎のような激しさ。
やっぱりすごい。

いつもはこの曲でただならぬ殺気を感じるんだけど、今日の殺気のMAXはechoでした(笑)
echoやばかったんだな(笑)


【unsaid】
この曲もいつもよりノイズ入ってる系なイメージ。
ダイゴマンのシンバルがステージを裂いて、それにyukihiroさんが呼応する。
シンクロ!
yukihiroさんの息の抜き方がエッチなのは健在。


【gravity wall】
ノリノリだ!
すごくピリッとした曲になってた。
ダイゴマンのシンバルがよかったなぁ。
この曲かな?
少し声が少年ぽく聞こえて、短髪も相まってよけいに「yukihiroさん、ほんとは何歳?」と思いながら見てた。

間奏時、マイクはマイクスタンドへ。
あ!
この日はマイクスタンドで歌うことがなかったのを思い出した。
マイクスタンドに置いたマイクに両手を乗せて、時には指を絡ませてマイクを包む姿が見られなかったんだよね。
今のヤンチャひろにそれをやられたら…ちょっと…/////

曲に話を戻すと、両腕を組み、フロアを見ながら頭振ってた。
そのね、フロアを眺めてる瞳が優しいんだよ
.˚‧º·(´ฅдฅ`)‧º·˚.
もうね、愛がダダ漏れ(希望)
なんというか、フロアは声こそは出せないけどモッシュとかもないけど、それ以外は知ってる風景だったのよ。
合いの手の時に拳あげるとか、ここで手を伸ばすとか、みんな好きに揺れてるとか、yukihiroさんが放つ音にいつもよりも身体で反応して、こちらが伝えたものをyukihiroさんが受け取って、キャッチボールできてたと思うよ。

ライブ後半になってきてからはシンバルに合わせて口でパパーン!してたり、なつかしいyukihiroさんでまたウルウルとなる。

そして、ラスト、ドラムに合わせてマイク持つ右手で床向きにダンっとした瞬間にライトが落ちる。
脳に残るのは床を殴ったyukihiroさんの陰影のみ。
最高!!


【pale fire】
やっと!やっと!生で聴けた!
これは楽しいですね、yukihiroさん♡
マイク持ってる右手をキメに合わせてガンッと振り下ろすからその時の筋肉が浮き上がる。
うわ、ごちそうさまです。

中盤以降、膝を高めに上げたり動き出すとTシャツの裾から赤チェック生地が見える。
でも、自分の位置からは最前バーに被ってよくわからないの。
2003liveのような赤チェック。
まさかスカートだったとは…。
恐ろしいオトコyukihiroさん(/ω\*)

ラストはちょうど自分から見える角度がyukihiroさんの横顔の時にライトが落ちて、yukihiroさんの唇のシルエットが残像で残ってたのがまた最高の演出。
シルエットでさえも美しいとか心惹かれるって。


【division of time】
イントロで久しぶりすぎて頭抱えた。
このお姿でこの曲という振り幅にやられた。

『開かれた扉 誘う罠に堕ちる』

罠に堕とされたのはあたし達ですけどーー!!
断髪からのヤンチャ姿に見事に堕とされましたーー!!

頭の中でひたすらyukihiroさんに叫んでた(笑)

歌自体は苦しい切なさが前面に押し出されてたような。
「苦しいのを耐えてるよ」じゃなくて、「もう苦しいんだよ。どうにかしてくれよ」という思いが表面に現れてるかんじ。

ラストの

『焼き尽くして』

…我々が焼き尽くされました(完了)


【chill】
大好きです!
ど頭からガンガン頭振っちゃった!

yukihiroさんもすごく全身使ってこちらに向かってきてるかんじで、それを一気に感じたのがyukihiroさんがいつも手を伸ばすところ。

what you said
it's too late
sailed away
pain in vain
in vain

1回目の『what you said』フレーズからずっと。
フロアに手のひらを大きく広げて。
あたし達に触れようと、掴もうとしてるくらいに指いっぱい広げて手のひらが大きくて力強かった。
それを見たら感極まって口に手を当てて声を押し殺すのが精一杯だった。
あんなにあたし達を求めてるyukihiroさん見たことなかったんだもの。
今、思い出すだけでも目頭が熱くなる。

パーで掴みそうに延ばしてた後、人差し指で1みたいにしてなかった?
『もう一度』の意味?
『まだいくぞ?いいか?』の意味?
後半はグー(拳突き上げ)もしてた。
フロアに放たれるyukihiroさんの意志、尊い


【roses】
今日の中ではこの曲は他に比べて淡々と進んでたような。
この曲だったかな?
左手が指開いたままおなか付近にいたり、人差し指だけがマイクに触れるしぐさしたのは。
人差し指だけがマイクに触れるのはイケなかった!
指が綺麗で、すごく興奮してしまって。
yukihiroさんの指以上に興奮する指はない。


【dealing with the devil】
やっと生で聴けた!!(2回目)
大好き!

『まだ気づかないで』

…甘い…!!
切ないのに甘いっ!!!
ちょっとかすれたかんじで甘すぎる!!!
長髪yukihiroさんに言われたらオトナの余裕かました諭し方かと思うけど、短髪ヤンチャひろに言われたら懇願だよ!!
甘い懇願(/ω\*)
気づいてません!!
何も気づいてません!!

『まだここにいて』

います!!
いつまでもここにいます!!

たしか2番終わったところの

『その乾き 満たすまで
その乾き 満たされない』

yukihiroさん、腰が淫らに動いていたような…ラウンドさせてたような…(/ω\*)
え?え?その歌詞で、その動きですか!!
ナニが満たされないんですか!!
と心の中で叫んでも答えをいただけませんでした。
おしえてくださいyukihiroさん


【新曲】
知らないイントロ。
アレンジ変えた曲?
…いや、ちがうな。
まったく知らないものだ!
yukihiroさん、あたし達の反応見て「してやったり」だったのかな?
アルバム作れるくらい新曲あるって話されてたもんね。
小出し、ありがとうございます!

曲は激しめ。
yukihiroさんはかなりノリノリでマイク持つ腕の振り落とし方とか、肘が90度で鋭く固定されてるとか気合い入りまくり。
左手はグッと腰付近で力こめて鎮座してて完璧の態勢。
音がかなり響いてて歌詞が判別できてないのが心残り。
すごい単語が聞こえた気がしたんだけど、なんだったっけ?
サビ直前?に鳴る音でpale fireと同じ音があって「pale fireと双子みたい!」と感じた。
激しさも似てるし、これらがライブで定着すると激しくなる予感。


【daze】
前から思ってたんだけど、両手で顔前でマイクを持つ角度が綺麗で好みなんだよね。
マーチングのセットアップよりやや鋭角なの(マニアック)
脇締めてギュッと力こめて持つ。
両足前後に開いて腰をおとすと完全に臨戦態勢。


【let's dance】
この曲にきてしまった。
ということはring the noiseはないということですね…と悟る。
レインボーの照明になるとlet's danceだなと反射的に思うのは10年近く固定してる賜物だね。
ずっとフロア見てたように思う。
センター以外も前も後ろも。
見渡すようにね。

最後のほうの
ride on your stage
ring out your beat ~部分

この歌詞部分が聞こえなくて
「あれ?マイクおかしいの?」
と頭振るのを一瞬やめてガン見したら

y「ウォイ!」

?!

いつもあたし達が掛け声かけてるところで、yukihiroさんが吠えた?
自分の歌うところを放棄して?

…あたし達が声出せないから?
代わりに叫んでくれたの?

なにこの愛され方…
初めてすぎて、戸惑いが大きくて。
まさか、yukihiroさんがそれをすると思ってなかったんだもの。
.˚‧º·(´ฅдฅ`)‧º·˚.

それに応えたくてフロアはyukihiroさんの声に合わせて腕を挙げる、伸ばす。
完全にステージとフロアがシンクロ。
yukihiroさんとシンクロ?
どんな世界線にいるんだ、あたし?


【violent parade】
ど頭から鞭プレイが!
この日、何度もしてたけど若干周りを気にしながら小さめのプレイだったんだよね。
でも、この曲はいつものプレイで被弾したいと心の底から思った。
荒く歪んだ声で英語が鋭い。
今日のお衣装に合ってる。
マイク両手で持つ臨戦態勢が炸裂。
ラストのストロボのように炸裂するライトがyukihiroさんをコマ送りのように見せる。
ドラムのキメに合わせてマイクコードもしなり、爆音とともに暗転。
うわーーー!!
いいよ!!!


【violator】
歌いながらも上手から下手まで見渡してるのがわかった。
その瞳も表情も全てが優しい。
ヤンチャな格好してて優しい。
サビのギターのオブリガードは配信の時よりは控えめでありつつyukihiroさんの声に絡んでた。
ラストのサビでマイク持ってた両手をパーン!と広げるしぐさは羽根が広がるようだった。
前からもしてるんだけど、久しぶりに見たからかな。
yukihiroさんのすべてで伝えてくれてると思ったら幸せでしかない。

ラスト歌い終わりまだ音が流れる中、両手が目の付近に留まった。
指で邪魔な前髪をはらうかのように両手同時に目から離れる。
両手で前髪をはらったの?
目を押さえたの?
目頭を押さえた、とか?
え、それって…?


音がなくなって、yukihiroさんにライトが当たったまま。
いつもならすぐに手を挙げてはけるのに動かない。
静寂、5秒。
静まったフロアを瞳に焼き付けるように見てる。
フロアは拍手もせず誰も微動だにしない。

その沈黙を破ったのはyukihiroさん。
右手を挙げて手のひらをフロアに向けていなくなる。
その瞬間に拍手が響く。

このやり取りが言葉では言い表せないほどの感動で。
いつもはすぐにはけるのにこんなに佇んでいる。
yukihiroさんがこちらの存在を認識してくれてる。
最後、何を思ったのだろう。
久しぶりのライブで、久しぶりにフロアを人で埋めて、去るその間際。
あんなに長い静寂がyukihiroさんの答えなのかな。

yukihiroさんの手が挙がることによって、ACIDのライブは終焉する。

85分のライブでした。



いきなり新潟に行こう!と思ったのは少し前のことで。
大阪に行けない可能性を考慮して、ツアーのどこかに1つでも行きたくて、今から一般でチケット取って行くとしたら新潟しか行けなかったから。
そしたら、いきなりの短髪発覚!
長髪の社長ひろが大好きだった自分の気持ちの整理といいますか、どうなるのかちょっと不安で。
でも、それは杞憂に終わった。
短髪のヤンチャひろ、最高!!
お衣装のテイストをガラッと変えたのも似合ってて、毎回最高を更新してくるyukihiroさんに心臓が何個あっても足りない。

長髪の時のACIDはGARDENの世界観を構築するライブという表現をしたなら、今の短髪のACIDはyukihiroさんの内面が見えそうで触れれそうで…という印象のライブだった。
最初から最後まで、yukihiroさんは優しかった。
なんかね、yukihiroさん、すごく心の中でフロアに話しかけてたかんじがしたの。
心の距離が近いというか。
だから、心に触れれそうと思ったのかな。
ヤンキーが優しい、みたいなかんじで。

新曲も増えて、yukihiroさんの外見もお衣装のテイストも変えて、ACIDの新時代到来だね。
長野も同じようだったらしいから♯1はこの雰囲気でいくのかな。
今のyukihiroさんが描くACIDのシナリオを楽しみにしていきたい。

そして、やっぱり生の音に勝るものはないんだと思い知った。
声を出せなくても、ギュウギュウになれなくても、前とはちがっても、目の前にyukihiroさんがいて、yukihiroさんが作る音に身を委ねられる唯一の空間はこれからもずっと大切にしたい場所。
それをこのたいへんな時に与えてくださってありがとうございます。

1年半以上ぶりのACIDライブは最高でした。
やっぱりyukihiroさんが好き。
yukihiroさんの作る音が好き。
できればまた大阪で浸りたい。